平等原則と差別禁止法理
商品番号:9784792307264
平等原則と差別禁止法理
発行:成文堂
■内容紹介
《目 次》
序章 平等原則と差別禁止法理 1
第1部 差別禁止事由 13
第1章 アメリカにおける「疑わしき区分」論 12
第1節 平等保護条項と市民権法(差別禁止法) 14
第2節 「疑わしき区分」をめぐる議論 29
第3節 「新しい不変性」をめぐって 37
第2章 EUにおける差別禁止事由の「階層」と「交差」 52
第1節 EU法における差別禁止事由 53
第2節 欧州司法裁判所の判例展開 59
第3節 差別禁止事由の「階層化」 73
第4節 差別禁止事由の「交差」と「中心点」 84
第3章 日本国憲法と差別禁止事由―憲法14条1項の再検討 92
第1節 憲法14条1項後段列挙事由の再検討 93
第2節 差別禁止法理の展開と課題 111
第3節 差別禁止事由の再検討 122
第2部 差別類型(直接差別・間接差別・合理的配慮) ―何が差別なのか? 139
第4章 アメリカにおける差別的効果法理 141
第1節 差別的効果法理の展開 142
第2節 差別的効果法理の正当化 152
第3節 差別禁止規範としての合理的配慮義務 166
第5章 EUにおける間接差別禁止法理 173
第1節 EUにおける間接差別禁止法理 174
第2節 形式的平等と実質的平等 187
第3節 間接差別禁止の正当化 194
第4節 差別禁止法制と合理的配慮義務 200
第6章 日本国憲法と間接差別・合理的配慮 206
第1節 日本における間接差別禁止法理 ―現状と課題 207
第2節 実質的平等論をめぐって 217
第3節 間接差別禁止法理の正当化 224
第4節 合理的配慮義務の意義 231
第3部 平等原則と社会保障 245
第7章 アメリカ憲法における「格差」と「福祉」 247
第1節 「福祉権」論の興隆 248
第2節 「福祉権」論の黄昏 253
第3節 現代憲法学における「格差問題」 257
第8章 平等原則と社会保障 268
第1節 平等原則と社会保障 269
第2節 堀木訴訟という「出発点」 275
第3節 学生無年金障害者訴訟という「転回点」 285
第4部 平等原則と家族制度 299
第9章 アメリカにおける婚姻をめぐる「自由」と「平等」 301
第1節 Obergefell判決―「デュープロセス」「平等保護」「尊厳」 302
第2節 同性婚をめぐる「自由」と「平等」 307
第3節 「婚姻の権利」と「婚姻しない権利」 314
第10章 日本国憲法と家族制度 326
第1節 日本国憲法と婚姻制度―法律婚批判の再考 327
第2節 婚姻制度と平等原則―夫婦同氏制と同性婚を中心に 341
第3節 「婚姻」と「非婚」―婚姻関係による差別 358
終章 平等原則論の現在地と課題 369
主要参考文献 373
事項索引 397
(出版元ホームページより引用)