【お取寄対応】港湾施設の点検・補修技術ガイドブック 2022年版
商品番号:9910000008624
【お取寄対応】港湾施設の点検・補修技術ガイドブック 2022年版
港湾施設は、その多くの部分が海中に位置していることから、施設の点検診断、維持補修・改良等を行う際には、他のインフラと比較して多くの制約を受け、費用や期間を要しています。
このため、港湾施設の維持管理に対し、その省力化や効率化とともに、点検診断や補修工事等における安全性の確保、精度・品質の向上を図る上で、維持管理に関する新技術の開発・活用を積極的に進めることは重要です。
国においても、技術開発を重要な課題と位置づけ、研究機関等と連携を図りつつ、施設点検やモニタリングにかかる新技術、効率的かつ効果的な補修・改良技術の開発に取り組むだけでなく、NETIS(公共事業等における新技活用システム)等を活用し、民間等の新技術を公募し、高い効果が見込まれるものは現場で試行等を行い、実用化を支援することにしています。
また、国土交通省港湾局が令和2年度から「港湾の施設の点検診断を効率的に可能とするような点検技術」を公募し、「港湾の施設の新しい点検技術カタログ(案)」としてとりまとめ、8技術を令和3年3月に公表しました。令和3年度においても同様に追加の技術を公募し、拡充することにしており、港湾分野における積極的な技術の開発・導入が期待されているところです。
一方、技術を利用する施設管理者においては、点検診断や補修・改良を具体化する新技術を体系的に把握することが求められますが、予算や人員の制約の下では簡単ではありません。新技術等の普及には、施設管理者の取組みを支援することも重要です。
このような港湾分野における点検技術や補修・改良技術の要点をまとめた現行のガイドブック(2019年版)を、昨今の技術動向を含めて改訂を行いました。改訂にあたっては、構造物の種類や劣化の症状に合わせて選択できる技術を体系的に整理し、適用可能な技術を分かりやすく把握できるように配慮しました。
港湾施設の点検診断、補修・改良を具体化する際に、検討の一助に!