金沢圏の建築家と建築
商品番号:9784767701677
金沢圏の建築家と建築
さまざまな伝統工芸が現代に息づいている金沢は,戦災を受けなかったこともあって,藩政時代から現代まで,さまざまな建築が重層している都市である。現代の建築だけに目を向けただけでは金沢の建築は語れない,という金沢の建築家たちが選んだ「金沢圏の建築191」は,江戸期から戦前までと,戦後の建築作品がほぼ同数であり,現代の代表的建築とともに,金沢を代表する兼六園などの庭園,茶室,茶屋街を含んでいる。
また,取り上げた建築作品のほぼ半数は金沢の中心市街地の徒歩圏にあるため,本書では,建築まち歩きのガイドとなる地図を充実させ,テーマとなるトピックを13本のコラムとして挿入している。読み物は,古代から現代までの金沢圏の建築の歴史をまとめた「金沢圏の建築│過去・現在・未来」。「金沢圏の建築家」では,金沢を拠点として活躍する建築家たちへのインタビューを通して,作品に込められた建築家の想いに触れることができる。