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地域木造住宅生産の担い手の現状と動向

商品番号:9784890673247

地域木造住宅生産の担い手の現状と動向

  • 地域木造住宅生産の担い手の現状と動向

発行年月日:2021/01/29

ISBN:9784890673247

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販売価格: ¥2,300円 (税込)
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-工務店・建材流通店調査からみる地域の実態-

平成21 年に100 万?を割り、78 万?に減じた新設住宅着工?数は、その後、緩やかに回復し、ここ10 年は概ね90 万?代で推移してきたが、近年は微減傾向にあり、今後も緩やかに減少してゆくことが予想されている。この中で、新設?造住宅の着工?数は概ね50 万?前後を維持しており、住宅に占める?造比率は20 年前よりは増え、過去10 年は55%前後の横這いとなっている。
一方、この間に?造住宅建設の担い手である大工は減少の一途をたどり、20 年前の半数になっているとも見られ、今後、高齢化の進んだ大工の引退が進むにつれ、更に大工の減少が進むことが予想される。しかし、大工の新規入職者は限られている。
このため、人口・世帯の減少による住宅需要の減少以前に、大工の減少による供給の限界に達することもあり得る状況となっている。また、多数のストックが形成されている既存?造住宅の維持保全、性能向上、?寿命化の実施においても、大工の減少は影響を及ぼすと考えられ、現状の維持保全にも支障をきたし、ストックの劣化を加速させることも懸念される。
こうしたことから、在来?造住宅の半数を供給している中小の大工・工務店の生産性の向上と生産力の維持は重要な課題であり、早急な対策が求められる。
各地に分散する大工・工務店の実態については、十分に把握されていないのが現状である。そのため、対策の検討に向けた基礎的な状況把握のひとつとして、本調査を企画した。
我が国の住宅ストック向上に向けた取り組みをされている関係者の方々の参考となれば幸いである。

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