国賠判例にみる権限不行使と警察の責務
商品番号:9784809014109
国賠判例にみる権限不行使と警察の責務
~ストーカー事案等における不作為と判例の立場~
国賠判例に現れたストーカー・初動捜査・警察相談対応事案を追体験的に学べる判例解説書である。
警察権限法の条文上「警察官は・・・・・・することができる。」は、
【具体的な危険の切迫】+【その予見可能性などがある状況】
においては、「・・・・・・しなければならない。」と解釈され、その不作為については賠償責任が生ずることがある。
本書は有名判例の事案の概要(流れ)を詳細に提示し、警察の対応も具体的に示す。結果的に、そのとき警察官(警察組織)はどう動くべきであったかを検討するのに最適な内容。
●裁判所の考え方を知ることで、警察活動遂行のポイントを掴む一冊。
●登載判例は「桶川事件」「太子町ストーカー事件」「石橋事件」「神戸事件」「ナイフ一時保管懈怠事件」。
●最近のストーカー規制法関連裁判例、法改正要点なども紹介。