「在日」の相続法 その理論と実務
商品番号:9784817845535
「在日」の相続法 その理論と実務
在日韓国・朝鮮人(「在日」)の家族法の解明を爾来の課題としてきた司法書士である著者が、膨大な資料を渉猟し約3年間にわたって書き上げた「在日」の相続法に関する渾身の一冊!
<本書の構成>
1.「在日」を国籍・在留資格の側面から照射して捉えて検討。
【序章 在日韓国・朝鮮人とは誰なのか- 国籍・在留資格の視点から】
2.「在日」の相続を考える際に必須となる日本の国際私法(「法適用通則法」など)の議論を韓国の国際私法(「国際私法」)・北朝鮮の国際私法(「対外民事関係法」)の議論を加えて検討。
【第1章 在日韓国・朝鮮人の相続関係に適用すべき法】
3.「在日」の家族法に適用される可能性がある韓国の家族法(「民法」親族編・相続編など)と北朝鮮の家族法(「家族法」など)を整理し、これまでの日本の適用判例も整理。
【第2章 韓国家族法の概要とその適用、第3章 北朝鮮家族法の概要とその適用】
4.「在日」の身分変動を記録した情報が日本のどこにどのように残されているのか、日本で行われた身分行為を韓国に届け出ていれば、韓国の身分登録簿にどのように記録・保管されているのかを整理。
【第4章 在日韓国・朝鮮人の身分変動に関する記録と身分登録簿】
5.1~4の検討・整理を前提に、「在日」の相続に必要な相続証明書とは何かを整序し、実務上の対応を解説
【終 章 在日韓国・朝鮮人の相続、 その相続を証する情報】
<本書のここがスゴい!>
●第2章では韓国相続法・韓国親族法の諸点を韓国の判例・先例(139 例) とともに整理し、それらを適用・検討した、これまでの日本の判例・先例も紹介!第3章では北朝鮮親族法の諸点とこれまでの日本の判例も紹介!
●読みやすさに配慮し、随所に、統計(14個)、表(法令)(21個)・記載例(身分登録簿関連)(16 個)、「コラム」(37個) を掲載!
●「在日」の相続法の理解に欠かせない資料を巻末に満載!
1 年表
(1)1945 年までの日本・朝鮮民事関連法、(2)1945 年から現在までの日本・韓国・北朝鮮の家族法関連年表
2 各種統計
(1) 在留外国人 (外国人登録者 ) 数の推移、 (2) 国籍・在留資格別在留外国人数(2017 年末)、(3)「 在日」を含めた帰化許可者数の推移
3 北朝鮮関連法令(4個)、韓国の大法院判例(8例)、韓国の家族関係登録例規(15例)、韓国の憲法裁判所の民事関係判例(12 例) の日本語訳文
→特に、韓国家族関係登録例規中では、戸籍廃止後の韓国で発行されている身分登録証明書(登録事項別証明書)の全てを、原文と日本語訳を見開きで並べて掲載!
4「在日の相続」に関連するこれまでの不動産登記( 日本) の先例集
5 韓国家族法、北朝鮮家族法の主要日本語文献の一覧
●索引も充実! 日本の判例、日本の先例、韓国憲法裁判所の判例、韓国の民事判例、韓国の例規・先例