望ましい食品流通システムの構築に向けて
商品番号:97840802833639
望ましい食品流通システムの構築に向けて
-卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律と今後の課題-
日本の「食」を支える
「農産物や水産物の生産者」と「食品の流通に携わる方々」に向けて!!
(著者あとがきより抜粋)
私たち日本人の家庭の食卓には、和食だけでなく、洋食、中華さらにはエスニック料理まで並び大変バラエティーに富んでいます。
バラエティーに富んだ料理を囲んで温かい団欒の家庭を築くことができるのは、私たち日本人ならではのことと思います。
ユネスコ無形文化遺産に登録された私たちの食事は、農産物・水産物の生産者の方々や食品の流通に携わる多くの方々によって支えられています。スーパーや小売店の店頭で当たり前のように手にしている食品は、私たち消費者の目に触れることがない方々の早朝あるいは深夜に及ぶ、毎日のご尽力によつて、新鮮な品物がいつも店頭に届けられているのです。その中心が卸売市場と卸売市場に関わる皆様です。
生産者から、卸、仲卸、スーパー・小売り、消費者へと食品が流通していきますが、その食品流通を支える中心は卸売市場です。
卸、仲卸だけではなく、生産者から小売りまで広くご意見を伺い、農林水産省、内閣府とも折衝した結果、多くの関係者にとって合意できる法改正となったのではないかと思料しております。また、これまでの議論を通じて、なぜ卸売市場法が必要なのか、なぜ卸売市場に国・地方公共団体が関与する必要性があるのかを考え直して頂く機会になったと存じます。今回の卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律によって、市場関係者にとっても、生産者、消費者にとっても、法改正の意義を感じて頂けるよう
な市場と食品流通を実現して頂くことを心より祈念申し上げます。