家事事件手続法下における書記官事務の運用に関する実証的研究
商品番号:9784906929603
家事事件手続法下における書記官事務の運用に関する実証的研究
発行:司法協会
-別表第一事件を中心に-
家事事件手続法が平成25年1月1日に施行され4年が経過したところです。
これまで家事事件手続法について,実務上の取扱いを前提として書かれた資料は多くはありませんでした。
本書は,平成27年度書記官実務研究として,家事事件手続法別表第一に掲げる家事審判事件(ただし,(平成28年法律第27号)の施行に伴い追加された事件を除く。)を中心とした書記官事務の運用について事務の法的根拠と目的に照らし合理的な書記官事務の在り方を明らかにすることを目的とした研究報告書です。
本書の特徴は,はじめに家事事件手続法について総則として解説を行い,各論部分では別表第一の事件がどの事件に該当するか把握できるように各項目の冒頭に「どんな事件」であるかを例題解説のように分かりやすく掲載されており,適切な事件処理が行えるように工夫されています。家事事件を担当する裁判所職員にとって座右の教本となることはもちろんのこと,増えつつある家事事件に関係する弁護士,司法書士等にとっても手離せない一冊です。